小学生や幼児を対象とした検定試験は多くあり、「漢検」や「英検」がメジャーですよね。
今回は少しマイナーですが、算数が好きな子におすすめしたい「算数検定」についてお伝えします。

この記事では、小学生や幼児を対象とした以下のものについて記載しています。

  • 算数検定
  • 個人受検(一般の申込み)

算数検定とは

6〜11級まであり、小学生レベルの算数が出題されます。
また、幼児を対象とした「かず・かたち検定」(全2種)も算数検定に含まれます。

6級より上は「数学検定」となり、中学〜大学・一般レベルの数学が出題されます。

どんな人が受けられるの?

だれでも、何歳でも受けられます。
どこの級から受けても大丈夫です。

どんなメリットがある?

算数検定に受かると、どんなメリットがあるのでしょうか。

子どもが中学受験をする場合に有利かというと、実際はそうでもなさそうな印象です。
中学受験に関しては参考程度と考えるのがいいでしょう。

実際に有利になりそうなシーンとしては、高校受験があげられます。
しかしその場合、算数検定ではなく「数学検定」であることが重要です。
入試の際に点数加算される高校もあるようなので、その場合は3級以上を目指すといいと思います。

算数検定は数学検定の前段階ですので、決して意味がないとは言い切れませんね。
個人的には、子どもの自己肯定感を上げたり、チャレンジする勇気が育つことなどがメリットかなと思っています。

結果はどうあれ、目標に向かって努力できる力を身につける練習になったらいいですね。

いつ、どこで受けられるの?

算数検定を申し込む際に「A日程」と「B日程」と呼ばれるものから選択するかたちになります。

受けられる級などが違ってきますので、それぞれの概要を確認してみましょう。

A日程B日程
受検級6~8級
かず・かたち
6〜11級
受検日年3回
(春、夏、秋)
随時
会場全国主要都市提携会場
会場選択不可
(地域選択可)
定員なしあり

必然的に、かず・かたち検定を受けたい方はA日程。
9、10、11級を受けたい方はB日程しか選択肢がありません。

また、A日程で選べるのは地域のみで、会場を選ぶことはできません。
遠方の会場になってしまう可能性や、当初予定していた会場が変更になるといったこともあるようです。

B日程では会場の選択は可能ですが、会場の数はあまり多くない印象です。
住んでいるところの近くにないこともよくあります。

また、過去にB日程を利用した体験から、お目当ての会場は早めにチェックをして予約するのがおすすめです。
定員があるので、人気の会場はすぐにいっぱいになってしまうことがよくあります。

【2025年】算数検定の検定料はいくら?

2025年現在の算数検定料は以下の通りです。
(ここでは個人受験の料金を記載しています)

6〜8級

3200円

9〜11級
かず・かたち

2700円

ちなみに団体受験の場合は、100〜200円ほど安く受けられるようです。

気になったら挑戦してみよう

以上、算数検定の概要をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
聞き慣れない「算数検定」を少し身近に感じてもらえたなら嬉しいです。

お住まいの地域によっては、開催会場が少なく躊躇することも多いですが、挑戦する価値はあるかと思います。

得意なことが増えると自信もつきますし、それが将来につながるかもしれませんね。
ご興味があればぜひチャレンジしてみてください。